海から池から谷から、飛び上がり、
森を越え、山を越え、もっともっと高く、
お日様も越え、ダークエネルギーの膨張に乗って、
まさかまさかの、宇宙の果て。
気持は軽やか、ラリって、らられるろ、
背泳ぎ、犬掻き、バタフライ、宇宙の果てで、わふフンわり、
宇宙は閉じていなかった。そんなのどうでもいいけど、
野郎にしか分かんねぇ、射精の気分で漂うのさ。
宇宙は続くさ、らられるろ。ああたまんねぇー。
ラッカー、シンナーで、頭空っぽ。
見えて来た来た、チカチカ光る幻影が、
宇宙の果てで、見えて来た。その幻影を酒のように飲み尽くせ。
めんどくせえ世間、忘れて、らられるろ。
せつねぇ事も、退屈な事も、全部忘れて、
行くとこまで行っちゃおうぜ。
行ったもん勝ちだぜ。
とにかく高いとこ、できるだけ高いとこ、もっと高いとこ、
天才のひらめき、スゲェ思い付き、高いところに行かなきゃ、そいつは手に入いらねぇよ。
そんなヤツ、もう人じゃあねぇかもしんねぇな。
しゃべらねぇモノ、たとえば花とかの言葉が分かる、詩人ってバケモノだ。