『悪の華』の冒頭には、テオフィル・ゴーティエへの献辞が記(しる)されています。
ですがこの詩集は、『悪の華』を訳したものとは到底言えません。
オリジナルの内容・文章・文脈・単語など大胆に変更しています。また、
ボードレールの真骨頂との言える韻への配慮も行っていません。
詩の真意から外れないことには、出来る限り気を使いました。
そしてとにかく、分かりやすく面白いものにしようと仕上げました。
そう言う意味では、『悪の華』へのオマージュであると思っています。
以上のような次第で、テオフィル・ゴーティエへの献辞は省略することにしました。
ご感想などあれば、 MAIL
までに下さい。
ちなみにテオフィル・ゴーティエへの献辞は、次のようなものです。
『完全なる詩人
フランス文学の完璧な魔術師
わたしが敬愛する
先生であり友人でもある、
この上ない尊敬の
思いをこめて
これらの病んだ花々を
捧げます』