悪(ワル)の華

ボードレールは、人間を『退屈』に住む『悪』だと思っていたようです。『悪』を詠えば、人間の本質に迫れました。 『悪』はまた、衝動的で扇動的で曖昧でした。 衝動的で扇動的で曖昧なものは、おもしろおかしく好き勝手に扱えました。 『悪』は、『滑稽』にも『美』にも『神』にさえなれました。 こうして人間は、『滑稽』や『美』や『神』に変えられました。 ボードレールのやったことは、それだけのことです。では、ボードレールの言葉遊びに浸りましょう。文中、極めて不道徳で不適切な単語や表現が使用されています。予めご了承ください。

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貴女のことが好きです。貴女は夜空に似ています。

背が高くて、無口で。そんな貴女を思うと、僕はいてもたってもいられなくなってしまいます。

いやぁ、貴女はきれいです。思いはつのります。貴女が僕から逃げれば逃げるほど、諦めきれなくなって

しまいます。

夜ごとの、僕のオナペットである貴女が、

僕を避けようとすればするほど、

僕の腕から離れようとすればするほど、貴女がますます好きになってしまいます。

 

貴女をいつかレイプしようと思います。隙を狙っています。

死体に群がるウジ虫のように、あなたに乗っかろうと思います。またツンツンしていますね。

僕は、貴女に無視されることも、嫌いではないのです。

むしろ、その冷たさは、貴女をきれいに見せてくれます。