詩の女神さん、あんたはとびっきりのお嬢だ!
あんた、一月の雪が降る、
北風の強い、暗い夜に、
冷え切った紫色の両足を暖める薪を、一人で集める事はできるか?
そうか、では次だ。大理石のように固まったその肩を、
窓から差し込む光が、解(ほぐ)してくれるなどと、まさか考えてはいないどろうねぇ?
財布は空っぽらしいが、
夜空の星が、金貨に変わるとでも、思ってはいないよなぁ?
まあいいさ。とにかくあんたに必要なのは、
目先のオマンマを手に入れるため、合唱隊のガキのように香炉を揺らしながら、
これっぽっちも信じていねぇ神様の讃美歌を歌うことだ。
それか、腹をすかした大道芸人を真似て、
無理くりでお愛想笑いをヘラヘラして、
人様を大笑いさせ、お情けにすがる事だ。