オレの目の前に、2つの探照灯かんでいる。
多分、いたずら好きの天使が、それに磁気を帯びさせたのだろう、
オレにまとわり付いて浮いている。この2つの相棒は、
オレの目の中に、透明に輝くダイヤモンドの炎を上げさせる。
光る相棒は、あらゆる罠、かずかずの罪からオレを救い、
『詩作』の道へと導いてくれた。
相棒はオレの下僕だが、主人でもあるのだ。
詩人を自称するオレの存在意義は、この探照灯にかかっている。
2つの相棒は、
真昼の火。太陽の下では、
赤く見える。がしかし、決して消えはしない。
相棒は『死』を称えながら、『誕生』を歌う。
そしてオレに、インスピレーションを与えながら前進を続ける。
探照灯は、太陽に劣らない、好奇心の火の玉だ!