ついさっきの事だ。人を殺した。
命が震えながら消えた。
消える音と匂いは、夕暮れに紛れた、
憂鬱なバラード、アンニュイな溜息!
命は蒸気のようにあっさり消えた。
これも憂鬱なバラード、アンニュイな溜息。
空は悲しく美しく、まるで巨大な祭壇。
巨大な漆黒の虚無を憎む、張りつめた心!
空は悲しく美しく、まるで巨大な祭壇だ。
太陽は、凝固したオレの血に溺れてしまった。
巨大な漆黒の虚無を憎む、張りつめた心は、
過去から、都合のいい思い出だけを拾い集める!
太陽は、凝固したオレの血に溺れてしまった。
そしてアンタの思い出は、聖像のように輝いている!